第1話 あんれまあ勘違い

先日,病院のエレベーターホールの椅子に腰掛けている時,

私の目にある光景が止まった。

ちょっとパンクなお兄ちゃんをすらりと細身のパジャマを着たお姉ちゃんが,

扉の開いたエレベータにお兄ちゃんはすでに乗り込んでるのにも関わらず

閉まりかかるかかる扉を何度も開けて話し続けているのだ。

お姉ちゃんの方は身体を少しクネクネさせて何か甘えている風にも見える。

「う〜〜ん春やなぁ〜(ネコ目を細めて)でもええなぁ〜ラブラブやんか!

わても一度やってみたいにゃ〜」。まだいちゃいちゃしてる様子(−−*)

「チュウするんかにゃ?ああんもうじれったい!チュウせんかい!」と,

一人思いながら見ていたが結局何も起こらなかった。

しかぁ〜し話はここからだ。翌日エレベーターホールで見覚えのあるパジャマが近づいてきて

私のかけているソファーに腰掛け話しかけてきた。

私は彼女の顔を見てひっくり返るほど驚いた。年の頃なら50歳はゆうに過ぎている風。

そして昨夜私が見た光景の事を話すとそれは彼女の息子さんだったのだ。

その時の私の顔は紅潮し鼻の頭は汗ばんでいた。

ハプハプ(^^;) ネコの目は節穴。

ああ〜べっくりするやんかぁ〜〜  

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