第4話 気まずいムード
またまたトイレでのエピソードだが,この病棟のトイレは正面入り口は
男子・女子と別れているが奥でつながっており,そこには蓄尿する為の機械
(私はこれをオシッコ‘無人君’と呼んでいる)や汚物を洗う場所が儲けられている。
心臓病の患者は病状によっては水分の管理が必要で、飲む量と排泄される尿のバランスをチェックする。
私もその一人で排尿を尿器にとりその量を測定する機械に入れている。
一昔前までトイレにはオシッコの瓶が名前付きでずらりと並び‘24時間ボトルキープ’状態だった。
機械の操作の手順に従ってカードを入れるとお姉ちゃんの声で「尿を入れて下さい」と誘導される。
次の操作までの間に,てれっとその場に立っていることになる。
すると男子トイレの奥に近い場所で用を足している人に遭遇したりするのだ。
それはそれは気まずい雰囲気になる。「早くしてくりぃ〜〜!」と焦っても
機械の声のお姉ちゃんはマイペースだ。
不思議な事に一度遭遇すると排尿の周期が合うのか又次も出会う・・・
顔馴染みのおっちゃんなんかは用を足しながら話しかけてきたりする(^^;・・・
「おおー!よう出たなぁ〜」とか,「ご機嫌さん!よう、会いまんなぁ〜」とか。
・・・だからぁ〜恥ずかしいんだってばぁ〜(●^.^●)
・・・どういうリアクションをとればいいのか迷うのだが外面の良いサービス精神旺盛の私は,
とり合えず,はにかみながらも笑顔で切り返す。知らん振りは出来にゃいのだ。
せめてトイレのプライバシーはもっと守れないものかニャ〜・・・